
概要
臨床場面において頸部、肩・肩甲帯、上肢の疼痛や痺れ症状、また頭痛、めまい症状など、不定愁訴を訴えをもつ症例を経験した方は多いと思います。皆様も理学療法評価や整形外科的検査を行なっても、仮説・検証作業に難渋した経験をお持ちではないでしょうか?
私は顎口腔分野を専門にし、2015年から歯科院で歯科医と連携し顎関節症、口腔機能低下症などの症例に対して理学療法を提供しています。特に顎関節症患者は頸部痛、上肢・背部の痺れ、頭痛、めまい、耳鳴りなどを副症状として併発している症例も多いです。
このことは、整形外科での臨床場面でも原因部位を特定する鑑別評価に有用なことを経験しています。
この顎関節症は2016年の歯科疾患実態調査において、顎関節に症状がみられる患者が全国で約1900万人(人口の15.2%)と推定されています。海外の調査のおいても変形性膝関節症が14%に対して顎関節症は約16%という報告もあり(Benjamin,2020)、私達の臨床場面でも身近にいると捉えた方が良いと考えられます。
本講演では頸部痛、頭痛、肩痛などの不定愁訴に対して、顎口腔からの関連痛や鑑別評価方法をご紹介できればと思います。
<講演内容>
・顎関節の構造と運動
・顎関節症について
・整形外科における顎関節症の有症率について
・顎関節を含む顎口腔からの関連痛を知る
・不定愁訴に対する顎口腔との簡易的な鑑別評価方法
講師

古泉貴章 先生
加藤大介クリニックリハビリテーション科
アクリアデンタルクリニック/ヤマグチ医院小児歯科
日本顎関節リハビリ研究会 代表
理学療法士/保健医療科学修士
日本顎関節リハビリ研究会 代表者プロフィールページ
https://japan-tmj-reha.com/?page_id=22
チケットについて
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