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競技復帰のカギは何か？

「理由があるから、トップアスリートを復帰させる」

この言葉は、弊社代表の園部が、関東労災病院の今屋先生をご紹介する際によく口にする言葉です。本セミナーの講演者である今屋先生は、数々のトップアスリートを競技復帰に導いてきました。

では、その理由は何でしょうか？技術や天性の才能に恵まれているからでしょうか？もちろん、技術は重要ですが、それ以上に大切なことがあります。

それは、「治療の手順」です。

今屋先生は、治療手順として「膝関節の屈曲・伸展可動域を改善することが重要です。」と述べられます。多くの患者は、膝の手術後にもかかわらず、膝の可動域を十分に改善しない中でトレーニングに進んでいることをよく目にします。

今屋先生は膝関節の機能を定量的にバイオデックスの測定を行い、理学的所見と照らし合わせながら臨床を行っています。バイオデックスのデータからも、可動域を改善せずにトレーニングを行っても、筋力の改善していないことをよく経験します。

そのため、我々セラピストが行うべきことは、「膝関節の屈曲・伸展の可動域の改善」を重視したメディカルリハビリテーションです。

今回の講義では、可動域の改善には膝の構造や運動学の理解が不可欠です。その上で、正しいROMエクササイズの方法やコツを理解することで、臨床の幅が広がるでしょう。”

この手順を知っていると、アスリートの方の競技復帰だけでなく、一般の方の膝関節術後の良好な成績にも繋がります。

ぜひこの機会に、プロ中のプロの可動域のこだわりについて学んでみてはいかがでしょうか？

概要

関節可動域（ROM）は膝にかかわらず関節機能の中でも最も重要な機能であり、ROM制限はほかの機能に悪影響を及ぼします。

そして、膝の手術後において、ROM制限は必ず生じると言っても過言ではない機能障害です。よって、ROMは臨床において何よりも優先して改善させるべき機能であると考えています。
ROMの改善に際して、まずは膝の構造や運動学を知る必要があります。

そのうえで、正しいROMエクササイズの方法を理解し、ちょっとしたコツを知っておくと臨床の引き出しが広がると思います。

本セミナーでは、半月板損傷やACL・MCL損傷などの、術後のROMにかんする運動療法の考え方や臨床の実際についてお話ししていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

セミナー内容
■膝関節の機能解剖
■膝関節の運動学
■ROMの評価方法
■伸展可動域エクササイズ　考え方と実際
■屈曲可動域エクササイズ　考え方と実際

講師

今屋健 先生

関東労災病院/理学療法士

【学歴】 平成4年3月九州リハビリテーション大学校卒業
【職歴】 平成4年4月関東労災病院入職
【資格】 理学療法士 認定スポーツ理学療法士 ・日本体育協会認定アスレティックトレーナー
【業績】 書籍：膝関節運動療法の臨床技術（文光堂）、スポーツ外傷・障害に対する術後のリハビリテーション（運動と医学の出版社）など多数

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