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9月 1日, 2024年 @ 10:00 13:00

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Pusher現象がわかれば、類似する病態も一目瞭然!


脳卒中後、患者が身体を非麻痺側に押し、姿勢の修正に強い抵抗を示す現象、これが「Pusher現象」です。この現象により、端座位や立位、歩行練習が進まず、多くのセラピストが困難に直面しています。Pusher現象はリハビリの妨げとなり、患者の機能回復を遅らせる要因にもなります。しかし、臨床現場で見られる身体の傾斜や重心移動の問題が、必ずしもPusher現象とは限らないことをご存じでしょうか?

実は、ListingやLateropulsionといった、Pusher現象に非常によく似た病態が存在します。これらの類似病態を正しく鑑別することが、効果的なリハビリテーションを行う上で重要です。この鑑別ができないと、患者に適切な治療を提供できず、リハビリの成果を最大限に引き出すことが難しくなります。

本セミナーでは、Pusher現象の定義から始まり、他の類似病態との鑑別方法、さらには臨床での具体的なアプローチ方法までを詳しく解説します。Pusher現象に苦戦しているセラピストの皆さん、または患者の身体が傾いているもののPusher現象かどうか迷っている方、この機会を逃さずご参加ください。

本セミナーを通じて、Pusher現象の理解を深め、効果的な対応策を学ぶことで、患者の予後を大きく改善し、セラピストとしてのスキルを一層高めることができます。臨床での成功を目指し、今こそ知識をアップデートしましょう。

概要

Pusher現象(Pusher syndrome, Pusher behavior)は脳卒中後に出現する著しい姿勢定位障害の一つです。この現象は脳卒中全体の10〜15%程度に出現する事が明らかになっています。

前額面上で麻痺側に身体軸が傾斜し、それを修正しようとする他者の介助に対して抵抗するように積極的に非麻痺側の上下肢で床や座面を押してしまう現象を指します。この現象は介助に抵抗してしまうため介助量は著しく増大し、結果的に座位や立位の保持さえ困難となるためリハビリテーションの進行を妨げてしまい、多くのセラピストは治療に難渋してしまうことでしょう。

しかし、この現象をよく知ることによって、セラピストとして設定すべき具体的な治療目標が確立できたり、治療の方針が明確化できるようになると思います。多くの症例においてこの現象は改善していくことが知られていますが、その消失が早い症例ほど予後良好であることがわかっています。つまり、本現象を理学療法士の介入によって早期に改善させることは非常に意味があることなのです。

本現象を理解して治療にあたる上で必要となる、本現象の定義や特徴、評価方法、出現に関わるメカニズム、関連病巣、治療概念そして具体的な介入方法について解説いたします。 

【セミナー内容】
●前半 本現象の定義や特徴、評価方法、出現率や回復特性などの疫学について解説します。 
●後半 本現象の出現メカニズム、関連病巣、治療概念、介入方法について解説します。  

【到達目標】
本現象を正しく説明でき、他の姿勢定位障害との鑑別が自信を持ってできるようになることを目指します。鑑別が正しければ治療プログラムは的確なものになる事が期待できます。またメカニズムを考慮した具体的治療プログラムの選定を行えるようになることを目指します。  

【参考資料】
高次脳機能障害に対する理学療法 文光堂 本書籍ではpuhser現象について詳細な解説がなされております。

セミナー名【阿部浩明先生】Pusher現象の機序とアプローチについて 〜阿部先生はこう考えてこう介入する〜(LIVEセミナー/ZOOM)
講師阿部浩明先生
日時・配信期間2024年9月1日 (日) 10:00 – 13:00
開催形式LIVEセミナー
会場オンライン(ZOOM配信)
定員定員なし
料金一般:5,000円
ブロンズ会員:2,500円
シルバー会員:2,500円
ゴールド会員:無料(申込必要)
申し込み〆切2024月9月1日(日)
※セミナー開始時間まで
キャンセル〆切2024年8月28日(水)
※キャンセル〆切後は受講費の返金はできません
配布資料あり
復習動画ゴールド会員のみ視聴可能(申込不要)
復習動画視聴ページはこちら

講師

阿部浩明 先生

福島県立医科大学 准教授/理学療法士


【プロフィール】
1997年 KKR宮城野病院勤務
2003年 東北文化学園大学医療福祉学部勤務
2003年 東北大学大学院医学系研究科博士前期課程入学
2005年 東北大学大学院医学系研究科博士前期課程修了(障害科学修士)
2005年 一般財団法人広南会広南病院理学療法室(主任)
2007年 同リハビリテーション科(総括主任)
2007年 東北大学大学院医学系研究科博士後期課程入学
2010年 仙台保健福祉専門学校 非常勤講師〜現在に至る
2012年 東北大学大学院医学系研究科博士後期課程修了(医学博士)
2012年 東北大学大学院医学系研究科非常勤講師〜現在に至る
2014年 東北保健医療専門学校 非常勤講師〜現在に至る
2015年 郡山健康科学専門学校 非常勤講師〜現在に至る
2017年 新潟医療福祉大学 非常勤講師〜現在に至る
2021年 福島県立医科大学保健科学部 准教授

【賞罰】
第43回日本理学療法学術大会大会長賞
第18回日本意識障害学会会長賞
第33回中村隆賞 
第48回日本理学療法学術大会最優秀賞

【主な社会活動】
日本神経理学療法学会 運営幹事(〜2021年6月)
「理学療法学」 編集委員(〜2021年6月)
「理学療法の歩み」 査読委員
「Physical Therapy Research」 Editorial board member(〜2021年6月)
「Journal of Rehabilitation Neurosciences」Associate member of the editorial board
「International Journal of Physical Medicine and Rehabilitation」 Review board member

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