1月 26日, 2024年 @ 09:00 – 1月 29日, 2024年 @ 23:59

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63%減少させたプログラムとは?
皆さんは、1度はACL患者さんを担当したことはありますか?
私が初めてACL損傷の方を担当したのは、学生の臨床実習のことでした。
当時の私は文献をたくさん読んでプロトコールも調べて、勉強した気になっていました。
今回配信される大見先生のACLの講演を受講して、
「このこと、学生の時にもっと知りたかったよ。。。」
と思ってしまうぐらい感動しました。
今回の配信内容で印象的なエピソードを紹介します。
大見先生は、これまで女子大学バスケ部のトレーナーとして、
『非接触型のACL損傷を予防できるのか?』を
試行錯誤していました。
そしてある日、先行研究データから股関節の重要性に気づいたそうです。
そして、そこから独自のHIP プログラムを考案し、それをチームに導入したところ…..
そのシーズンの非接触型のACL損傷は、
なんと、63%も減少したそうです!!
今回の配信では、そんな劇的な効果をもたらしたプログラムの全貌を学ぶことができます。
ACL損傷の治療にはACL再建術が適応となり、その後のスポーツ復帰には7~8ヵ月以上かかるとされています。
よって、損傷する前に実施可能な予防プログラムは重要です。
それでは予防プログラムによってどのくらい発生率を減少できるのでしょうか?
システマティックレビューでは介入によってその発生率を50%程度減少できると報告されており、さらに予防プログラムは筋力強化、ジャンプ、バランス、動作指導など複数要素のプログラムが効果的とされています。
私は、まず健常選手を対象に股関節機能に着目した予防プログラム(HIP program)を開発し、その介入によって非接触性ACL損傷が有意に減少したことを報告しました(AJSM2018)。
本講演では、まずACL損傷の疫学や我々が実施しているHIP program、またどのように導入していったら良いのかについてお話させていただきます。次にACL再建術後の再損傷が大きな課題です。再損傷には、再建靭帯を再び損傷する再建靭帯損傷と反対側を損傷する対側損傷があります。再建術を受け、長いリハビリを経て復帰したにもかかわらず、再び病院に戻ってくる姿をみると本人、担当療法士とも非常につらい気持ちになります。
よって、再損傷予防は理学療法士の大きな責務であり、また積極的に取り組むべき分野だと考えます。我々はHIP programをACL再建術後のリハビリテーションに導入すれば、術後1年以内に発生することが多い再建靭帯損傷を減少させることが出来るのではないかと考えました。HIPリハプロトコルと名付けたプログラムを開発し、介入した結果、再建靭帯損傷の発生は約60%程度抑制することが出来ました。
このような再損傷予防プログラムは、安全なスポーツ復帰とともにパフォーマンス向上にもつながります。本講演ではスポーツ復帰基準やどのようにしてスポーツ復帰に向けたトレーニングを実践していくかについても時間の許す限り、伝えたいと考えています。
<講義の一公開中!>
概要
セミナー名 | 【大見頼一先生】大見先生が考えるACL損傷予防、再建術後の再損傷予防、より良いスポーツ復帰について(リピート配信) |
講師 | 大見頼一先生 |
日時・配信期間 | 2024年1月26日(金)9:00 – 1月29日(月)23:59 |
講演時間 | 2時間10分 |
開催形式 | リピート配信(過去のLIVEセミナーを配信) |
配信内容 | 2023年9月3日開催LIVEセミナー |
会場 | オンライン(Vimeo配信) |
定員 | 定員なし |
料金 | 一般:5,000円 ブロンズ会員:2,500円 |
申し込み〆切 | 2024月1月28日(日) ※配信終了日前日 |
キャンセル〆切 | 2024年1月24日(水) ※キャンセル〆切後は受講費の返金はできません |
配布資料 | あり |
ゴールド&シルバー会員 | 申込不要 視聴ページはこちら |
講師

大見頼一 先生
日本鋼管病院リハビリテーション技術科 副科長/理学療法士
1996年 早稲田大学スポーツ科学科在学中にNKK男子バスケットボール部コンディショニングコーチ
アシスタントを経験
卒後、東都リハビリテーション学院にて理学療法士免許取得
2002年 日本鋼管病院リハビリテーション科入職
その後スポーツ傷害予防チーム設立し、ACL損傷予防プログラムの指導と研究を実践
2010年 国際医療福祉大学大学院で修士
2018年 早稲田大学スポーツ科学学術院で博士(スポーツ科学)取得
股関節機能に着目した予防プログラムの効果をまとめた「Effect of Hip-Focused Injury Prevention Training for Anterior Cruciate Ligament Injury Reduction in Female Basketball Players」が2018年American Journal of Sports Medicineに掲載。
さらにこの予防プログラムをACL再建術後に導入し再建靭帯損傷の予防効果を共同研究者として検証した「Effect of Graft Rupture Prevention Training on Young Athletes following Anterior Cruciate Ligament Reconstruction: An 8-year Prospective Intervention Study」(Kawashima,Omi et al)が2021年 Orthopedic Journal of Sports Medicineに掲載。膝術後のリハビリテーションプログラムの発展とエビデンス構築に尽力している。
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