4月 20日 @ 09:00 – 12:00

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その“股関節痛”、本当に関節内の問題だけですか?
― 評価が難しい股関節痛を紐解く、“関節包”と“筋・疎性結合組織”からのアプローチ ―
“原因不明の股関節痛”に悩んだことはありませんか?
「軟骨のすり減り」「関節唇の損傷」「腸腰筋の緊張」——画像所見や触診所見から、何となく評価と介入を進めているけれど、症状の改善にはつながらない。そんな経験は、臨床において珍しくありません。
股関節は、**関節内・関節外が密接に影響し合う“複雑な構造”**を持つ部位。
特に、関節包に付着する複数の筋群や、その間をつなぐ疎性結合組織は、**画像では評価しにくい“痛みの発生源”**であるにもかかわらず、見落とされがちです。
本セミナーでは、「なぜ股関節が痛むのか?」という問いに対し、
解剖学・機能解剖・組織力学的視点から多角的にアプローチ。
臨床にすぐに活かせる評価・介入のポイントを、わかりやすく解説します。
なぜ“関節包”と“筋・疎性結合組織”の視点が必要なのか?
近年の研究により、腸腰筋・小殿筋・大腿直筋など、股関節周囲の筋が関節包に直接付着していることが明らかになっています。
また、それらの筋の間には、**疎性結合組織(fasciaや脂肪体)**が分布し、筋の滑走や張力の伝達、組織の緩衝といった機能を担っています。
この疎性結合組織は、疼痛感受性が高く、滑走不全や硬度上昇が痛みの温床となる可能性があり、評価の際にも重要な手がかりとなります。
つまり、股関節痛の真の原因は、「関節内の構造損傷」だけではなく、「筋と関節包の関係性」「筋間に存在する組織の状態」までを含めて考える必要があるのです。
本セミナーの見どころとポイント
✅ “関節内”と“関節外”の痛みの鑑別法を理解する
→ 股関節唇損傷・滑膜炎・腱付着部炎など、評価ポイントを整理
✅ 関節包に注目した機能解剖的アプローチを学ぶ
→ 股関節の安定性を支える筋・靭帯・関節包の連携と破綻パターンを考察
✅ 疎性結合組織を介した筋の連動と痛みの伝達を読み解く
→ エコーによる評価、可動域制限や筋硬度変化の見える化
✅ 大腿直筋や腸腰筋へのアプローチがもたらす治療効果を検証
→ 徒手療法・運動療法の有効性とそのメカニズムをデータで解説
こんな方におすすめ!
✔ 股関節痛の評価で「はっきりした原因が見えない」と感じている
✔ 関節内のアプローチで効果が乏しかった患者に、次の一手が欲しい
✔ 股関節周囲筋や関節包との連動を、臨床でどう活かすか知りたい
✔ 「筋」「関節包」「疎性結合組織」を一体で捉えたリハビリ戦略を習得したい
評価が変われば、治療も変わる。
股関節痛の「なぜ?」を、今こそ見える化しよう。
概要
変形性股関節症や関節唇損傷という診断で股関節の前面、後面、外側など痛みが出ている症例の保存療法に難渋することも多いであろう。変形性股関節症=トレンデレンブルグ歩行、デュジャンヌ歩行が問題と考えて、外転筋力の強化を行う。これは必要なことかもしれない。
しかし、ここにはなぜ?股関節の痛みが出ているかという病態が欠落している。我々は股関節周囲の疎性結合組織に注目した運動療法を提案している。
本講演では股関節周囲の最新の解剖学と超音波画像、さらにそれらに基づいた運動療法を紹介します。

セミナー名 | 【工藤慎太郎先生】1単位で診る!外来痛みシリーズ 運動器疾患の痛みの「なぜ?」がわかる~股関節 座学編~(LIVEセミナー/ZOOM) |
講師 | 工藤慎太郎先生 |
日時・配信期間 | 2025年4月20日 (日) 9:00 – 12:00 |
開催形式 | LIVEセミナー |
会場 | オンライン(ZOOM配信) |
定員 | 定員なし |
料金 | 一般:5,000円 ブロンズ会員:2,500円 シルバー会員:2,500円 ゴールド会員:無料(申込必要) |
申し込み〆切 | 2025月4月20日(日) ※セミナー開始時間まで |
キャンセル〆切 | 2025年4月16日(水) ※キャンセル〆切後は受講費の返金はできません |
配布資料 | あり |
復習動画 | ゴールド会員のみ視聴可能(申込不要) 復習動画視聴ページはこちら |
講師

工藤慎太郎先生
森ノ宮医療大学大学院保健医療学研究科
森ノ宮医療大学インクルーシブ医科学研究所 教授/理学療法士
【専門分野】
足部のバイオメカニクス,運動器疾患の応用解剖学,客観的動作分析に基づく運動療法の開発
【所属学会】
日本理学療法士学会、日本臨床バイオメカニクス学会、日本足の外科学会、日本整形外科超音波学会、International Society of Biomechanics、日本整形外科スポーツ医学会、理学療法科学会、臨床歩行分析研究会、International Society of Posture and Gait Research.
【学歴】
2003年 平成医療専門学院 理学療法学科(現・平成医療短期大学 理学療法学科)卒業
2011年 鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科医療科学専攻 修士課程入学
2013年 鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科医療科学専攻 修士課程修了
2013年 鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科医療科学専攻 博士後期課程入学
2015年 鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科医療科学専攻 博士後期課程修了
【職歴】
2003~2005年 井戸田整形外科リハビリテーション科
2005~2011年 愛知医科大学医学部研究員
2005~2014年 国際医学技術専門学校理学療法学科 教員
2014年~ 森ノ宮医療大学保健医療学部理学療法学科講師
森ノ宮医療大学大学院保健医療学研究科講師
2015年~ 森ノ宮医療大学卒後教育センター副センター長兼務
2018年~ 同大学・大学院 准教授
2021年~ 同大学・大学院 教授
【資格・等】
2003年 理学療法士免許取得
2012年 O.G.I.G(Observational Gait Instructor Group)Advaced class修了
2014年 基礎系専門理学療法士 取得
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